ネタばれしますので読む方はお覚悟を。
良かったです。うまくまとめて、オチもついて、拍手です。
評論家じゃないので良いとか悪いとかの評価ではなく、好き嫌いのレベルの話として、第一部からR2まで通して見たコードギアスという作品、すごく面白かったし、すごくドキドキワクワクしたし、とっても良かった!!
最終話では泣きました。
ナナリーがルルーシュの手を取った瞬間にルルーシュ視点の真実が兄からなだれ込んできて、自分の知らなかった兄の想いや理想を全て知って「私はお兄様だけでよかったのに」と号泣するところで一緒になってボロボロ涙が出てしまったです・・・
ひとり残されてこれから生きていかねばならないこと、自分のためにと思って動いてくれていた兄の真の目的を聞かせてもらえていなかったという事実、自分が誤解したままに兄にかけた言葉などを考えると、ナナリーが可哀想過ぎて、うわぁぁぁん(;_;
その前の、スザクとルルーシュの最後のやりとりもクールでした。
以下、ルルーシュの最期の言葉。
「 これはお前にとっての罰だ
お前は正義の味方として仮面をかぶり続ける。
クルルギスザクとして生きることはもうない…
人並みの幸せを全て世界に捧げてもらう
永遠に 」
このセリフは、自分に罰を与えたがり死にたがっていたスザクを生き続けさせていく上での救いの言葉にもなったと思う…
「生きろ」というギアスをかけられたことへの恨みを、スザクは”自分の生き方やほこりをねじまげられた、あそこで死よりも自分の命を優先するような自分はもう自分ではない”というように言っていたので、生きることが罰となるような命令をすることは、スザクの生きる理由となり、大義名分も立つからです。
またそれに対し、一度ギアスにかかっているスザクはそれ以上ギアスにかかったり従ったりすることはないのにも関わらず、「そのギアス、しかと受け取った」と返事します。
ユーフェミアの敵で、その他もろもろの憎しみの対象でもあるルルーシュに対して、願いをきいてやる必要などない・・・
けれどそれをギアスになぞらえてギアスにかかった=絶対に順守するという意志を伝えたスザクは本当に知性のある表現をする男だと思います・・・。
スザクがこの言葉を選んだベースとして、Cの世界で「願いとはギアスに似ていると思わないか」と言ったルルーシュの言葉があるんですが、くるるぎ神社での一件(人に下手に出たり頭を下げて願いや頼みごとをすることのできないルルーシュのたった一度の願いを受けた時、スザクの方はルルーシュが言い訳をせずに色々な事情や罪を一人で背負おうとしているのだということに気付いたのに、組織に後をつけられていたために、ルルーシュは逆にスザクに裏切られたと思い込んでしまった)で、もう「頼み」は二度としないわけですけれども、ギアスの力も効かないくせにただの命令という形で結局はスザクに後の世界をよろしく頼む、とお願いして去っていったわけで、「その願いをぜったいに聞き届けるよ」という友達のようなセリフを言うことはできない複雑な想いと立場を持ったスザクが「確かにギアスを受け取った」と表現するところは粋ではあるけれどもなんとも切ないセリフでもあります…
しかし大きな視野から見ればこの作品は大円団を迎えた結末、ということができるのだと思います。
扇は結婚し、総理大臣としてナナリーと握手するシーンがあることから、日本は独立国として認められた様子ですし、奥さんはおめでただし。
オレンジ卿は、記憶し続けることができない病の娘を引きとってオレンジ農家をやっているようだし。そもそも二人は同じくルルーシュ達の母・マリアンヌに仕える者同士なわけですしね。
彼が罪人として裁かれなかった理由はやはり、独裁から救ったヒーローである二代目ゼロ(スザク)とブリタニア総督(ナナリー)のおかげなのでしょう。スザクとナナリーはゼロ・レクイエムがキリスト的な演技であったこと・オレンジ卿はそれに協力したのだということを知っていますので…
シュナイゼルも、彼の賢さを二代目スザクゼロのもとで平和のために活用することができる支配者側の立場に位置しつづけていく。
ルルーシュがシュナイゼルの能力を逆利用できるように、ルルーシュ本人ではなくゼロに従うようにギアスかけておいた…これはすごい先読み合戦に、ついにルルーシュが勝ったのだということを一層際立たせる結末だったと思います。
最後にゼロがルルーシュに向かって切りかかっていく時に、シュナイゼルの目は彼のギアスがきっちりゼロの姿のスザクに反応していることを示していました。
かつてチェスの大戦でシュナイゼルは盤上の戦局だけではなく、その駒を動かしているルルーシュ本人の性格を読み切ることで、最後に駒を進めれば勝てる状況を自発的に作ってやれば、ルルーシュの気位の高さがその「勝たせてもらった勝ちなど取らない」という選択をすると見切り、結局ルルーシュを引かせてしまう一件がありました。
ルルーシュは自分に刃を向け、正々堂々と勝ちを取り合おうとして戦う相手はつぶせても、勝ちを譲ってあげるよと言われたらその誇りのために勝つことができなくなる・・・
個人的な欲もなく、常に一段上の高みからしか人間を見ることしかできなくなっていたシュナイゼルは、まさに同じ土俵に立つことのないルルーシュの天敵。
戦いを挑んでも戦いにならない、一度も勝ったことのない相手を、自分に取り込む形で勝つというのはルルーシュらしい発想の転換で、まさにそれしかない作戦だったと思います。
なにしろアニメ第一部の最終回がアレだったので、今回こそどうやってまとめてくれるんだろうなとずっと期待していたのですが、まぁまぁ納得いく「オチ」は付いたかなと。
もちろんそこに至るまでの経緯で、シャーリーやロロなど、ストーリーをまとめる上で邪魔or不要とみなされるキャラクターが次々に消されていったやり口等はどうよと思いますけどもね…。
しかし今期アニメで私にとって最も面白い作品がこれで終わってしまったわけで、感慨深いものがあります…
00やマクロスも見ますけども、とりあえず次に期待してるのは鋼の錬金術師とおおきく振りかぶっての二期です。
コードギアスよ、ありがとう!
アニメって本当に素晴らしいですね。それでは、さよなら、さよなら、、、さよなら。
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